うちのコタロー(5歳のヨークシャーテリア)は、子犬のころから少し噛み癖がありました。家具の脚やコード類、おもちゃの角など、気がつくとカミカミ…。可愛いけれど、時には困る行動ですよね。
今回は、そんな噛み癖対策のひとつとして試した「ビターアップル」について、実際の使用感や効果、そして「効かないときにどうするか」まで、落ち着いた視点でまとめてみたいと思います。
ビターアップルとは?犬の「苦手な味」を活かしたスプレー
犬の嗜好を利用した“苦味スプレー”
ビターアップルは、りんごの皮から抽出される「苦味成分」を含んだスプレー。人にはほとんど無害な味ですが、犬にとってはとても不快な味とされており、「そこは噛まないでほしい」という場所に吹きかけて使います。
実際に我が家では、
- ソファの角
- 充電コード
- 木製のテーブル脚
などに使ってみました。吹きかけた部分をクンクンと嗅いだあと、明らかに「うっ」と顔をしかめて口をつけるのをやめる様子も見られました。
「効果がない?」我が家で感じた注意点
なかには“平気な子”もいる
コタローの場合、最初はビターアップルにかなり反応していたのですが、数回使ううちに「あれ、意外と平気かも?」という態度に変わってきました。
とくにお気に入りのおもちゃにスプレーしたときは、それでもガジガジ…。「効かないな」と感じる飼い主さんも少なくないようです。
このようなときは、苦味に慣れてしまった可能性があります。犬の味覚や嗜好には個体差があり、コタローのように「平気で舐める子」も一定数いるようです。
ビターアップルが効かない時の対策
「ダメ」を教えるしつけと並行して
ビターアップルはあくまで補助的なアイテム。根本的な噛み癖には、「ダメ」を伝えるトレーニングとセットで行うのがおすすめです。
うちでは、次のような対応を取りました:
- 噛んでほしくない物にはビターアップル
- 噛んでもよいおもちゃを代わりに与える
- 噛んだら無言でおもちゃと交換(叱りすぎない)
また、スプレーの臭いが苦手な飼い主さんもいるので、使う場所や量にも配慮が必要だと感じました。
まとめ:ビターアップルは「使い方次第」で有効
ビターアップルは、犬の噛み癖やイタズラの予防策としては非常に有効なアイテム。ただし、「これだけで完璧に解決」というわけではなく、しつけや環境づくりと並行して使うことで本領を発揮するのだと思います。
個体差があるので、まずは小さい範囲で試してみるのが安全です。そして、効果が薄い場合には、他の苦味スプレーや方法を探してみるのも手です。
コタローとの暮らしの中でも、試行錯誤の連続。でも、そんな時間こそが「信頼関係を育てるきっかけ」になっていると感じています。
ビターアップルを検討している方の参考になれば幸いです。
—— なえ@ワンタス 🐾
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